今年、ノーベル経済学賞を共同受賞したスタンフォード大学教授のグイド・インベンスは以下のように述べた。
「研究によると、宝くじ当せん者は宝くじに当せんしなかった人よりも幸せだとは言い切れない」
なんとも興味深い言葉だ。
インベンス教授は、ノーベル経済学賞のオンライン記者会見にて「我々はマサチューセッツ州で宝くじに当せんした約500人を含めて調査を実施した」とし、基本所得を受けたとしても人々の勤労意欲が落ちるなど大きな影響を及ぼすのではないかと述べた。
宝くじ当せん者と未当せん者の比較研究を通じて、基本所得が「労働力供給」「勤労時間」「所得」などに及ぼす影響と因果関係を研究したということだ。
また、50万ドル(約5660万円)の宝くじに当せんした人が20年間にわたり毎年2万5000ドルずつ受ける場合、これは保証された基本所得と非常に似ていると説明した。
インベンス教授は「我々は(基本所得が)明確に労働力の供給に一定の影響を及ぼすという事実を知ることになった。保証された所得を受けた人々に一定の変化をもたらした」と話しながらも「しかし、基本所得受給者は自分たちの勤労量を大きくは変えなかった」と強調した。
宝くじに関する非常におもしろい見解が、ノーベル経済学賞を受賞した大学教授から発信された。
皆さんはどうだろうか。
宝くじに当たったら仕事を辞める?それとも一喜一憂ぜずに働き続けるか。
教授の発言に賛否両論はあって当然だが、筆者的には納得できる内容であった。
別のコラム内でも解説したが、アンケート調査を装った「宝くじの当選番号を教える」という詐欺事件がさらに多発しているようだ。
詐欺グループは、さまざまな口実を考え出しては被害者を信じ込ませ、現金をだまし取ろうとします。
断言するが、銀行員などが電話で宝くじの当選番号を教えるようなことは絶対にない。
※そのような内容の電話がかかってきたらすぐに切り、家族や警察に相談してください
わたしは大丈夫と思っていても、ひょんなことから騙されてしまう方も多い。
皆さんも引き続き細心の注意を払って欲しいと思う。