またもや、遠い国からなんとも興味深いニュースが舞い込んだ。
カナダ・マニトバ州の街ワサガマックに住むジェリー・ノットさんは今年8月、同州で行われた娘さんの結婚式に出席。その帰りに郊外のレストランで「LOTTO MAX」という6つの数字を当てる宝くじを買った。
日本で言うところのロト6だ。
ジェリーさんは財布のカード入れに宝くじを挟み、そのまま忘れてしまったいたそう。
しかし10月中旬頃、ガソリンスタンドで支払いをする時にその宝くじが出てきて、その場で女性従業員に結果確認のためスキャンしてもらったところ、チラリと見えた結果を示すディスプレーには「2」と「0」の数字がいくつか。
「お客さん!これ、当せん者がまだ名乗り出ていない大当たりですよ!」
ジェリーさんは、女性従業員が何を言ってるのかすぐにはピンと来なかったそうだ。
なんとその額2000万ドル(約18億4000万円)にものぼる。
半端ではない、日本ではまずあり得ないような額。
さすが欧米地域のユニークなニュースだ。
ジェリーさんは当せん金で、ワサガマックから30キロほど離れたビッグストーン湖のほとりで、治療センターや自然を体験するコテージを建設する「ドリーム・プロジェクト」を始めたそう。
インタビューに対して、
「コテージを5棟追加して夢をさらに大きくします。地元への貢献につぎ込むことができるお金があるって素晴らしいです」
と回答。地域活性化にも貢献している彼は、街のヒーローそのものだ。
2000万ドル(約18億4000万円)は、うっかりして忘れてちゃいけない額だと切実に思ったのが正直な感想だ。
でも結果的に、地元のため、地域のためにもお金を使ってくれるような当せん者で良かったなと同時に思った。
心温まるエピソードだと思う。
別のコラム内でも解説したが、アンケート調査を装った「宝くじの当選番号を教える」という詐欺事件がさらに多発しているようだ。
詐欺グループは、さまざまな口実を考え出しては被害者を信じ込ませ、現金をだまし取ろうとします。
断言するが、銀行員などが電話で宝くじの当選番号を教えるようなことは絶対にない。
※そのような内容の電話がかかってきたらすぐに切り、家族や警察に相談してください
わたしは大丈夫と思っていても、ひょんなことから騙されてしまう方も多い。
皆さんも引き続き細心の注意を払って欲しいと思う。