海外からになるが、また宝くじに関する良くないニュースが話題となっている。
米ニューヨーク州で、宝くじの当せん金100万ドル(約1億1400万円)を従妹からだまし取ったことに関連して32歳の女が逮捕、起訴されたことがわかった。
同州ナッソー郡の地方検事とグレンコーブ警察の共同声明によれば、女は昨年、従妹から当せん金の換金を頼まれた。匿名のままでいたいからというのが理由だった。
従妹は女が当せん金を受け取るかわりに5万ドルを支払うことで合意した。5ドルの宝くじはニューヨーク州グレンコープで販売されていた。
女は当時、バージニア州に住んでいた。車で従妹の住居に向かい、当たった宝くじを入手し、ニューヨーク州の宝くじ当局に郵送して当せんを主張した。賞金を一括で受け取ることを選び、53万7000ドルを受け取った。
女は従妹に対して、実際に当選したのは2万ドルだったとし、1万3436ドルが入った封筒を渡し、残りは税金で取られたとした。女は偽造した宝くじ当局の書類も見せたという。
しかし従妹は、宝くじ当局のリリースから女が100万ドルに当せんしたことを知り、警察に出向いた。
女は重窃盗罪などの容疑で起訴され、自己誓約で釈放された。11月23日に出廷する予定となっている。
地方検事によれば、有罪になれば5年から15年の禁錮刑となる可能性があるそう。
何とも言えない複雑な事件だ。
別のコラム内でも解説したが、アンケート調査を装った「宝くじの当選番号を教える」という詐欺事件がさらに多発しているようだ。
詐欺グループは、さまざまな口実を考え出しては被害者を信じ込ませ、現金をだまし取ろうとします。
断言するが、銀行員などが電話で宝くじの当選番号を教えるようなことは絶対にない。
※そのような内容の電話がかかってきたらすぐに切り、家族や警察に相談してください
わたしは大丈夫と思っていても、ひょんなことから騙されてしまう方も多い。
皆さんも引き続き細心の注意を払って欲しいと思う。