近年、宝くじの換金のし忘れが驚くほど多くなっている事実をご存じだろうか。
2020年に抽せんされたハロウィンジャンボ宝くじでは、支払期限の1か月前になっても、1等3億円が1本、1等の前後賞1億円が6本も換金されていなかった。
ジャンボ宝くじの場合、発売開始日から抽せん日まで約1か月もの間があるため、そもそも買っていたこと自体を忘れてしまう可能性がある。
筆者が思うにはこのパターンによる換金忘れが1番多いのではないかと思っている。
注意して確認してほしい。
ちなみに、過去10年間の「時効当せん金」を調べてみたところ、合計金額は1600億円を超えており、その中には1億円以上の当たりが147本も含まれていた。
この時効当せん金の金額には、売れ残って返却された分は含まれておらず、実際に販売されたものだけを集計。
もし捨てていなければ当たりくじだったものを今でも誰かが手にしているということになる。
時効となった当せん金は自治体の収益として還元される。
決して無駄になるわけではないが、それでもせっかくの当せん金の換金忘れにはくれぐれも注意してください。
別のコラム内でも解説したが、アンケート調査を装った「宝くじの当選番号を教える」という詐欺事件がさらに多発しているようだ。
詐欺グループは、さまざまな口実を考え出しては被害者を信じ込ませ、現金をだまし取ろうとします。
断言するが、銀行員などが電話で宝くじの当選番号を教えるようなことは絶対にない。
※そのような内容の電話がかかってきたらすぐに切り、家族や警察に相談してください
わたしは大丈夫と思っていても、ひょんなことから騙されてしまう方も多い。
皆さんも引き続き細心の注意を払って欲しいと思う。